思い出いっぱいの愛車を手放しました

私、さとけいは昨年、会社を定年の少し前に退職し、もっか求職中です。無職なので生活費の見直しをやっていこうと思いまして、それで車を手放す決心をしました。

手放すと決めてからお別れするまでの間、なんか切なかったです。愛着というか、相棒みたいに思えて、これホントに手放していいのだろうかと自問しましたよ。

こんなに寂しいならなんとかやりくりして、手元に置けないかとしばらく悩みましたが、やはりこれからの私の生活には贅沢品なので、手放す気持ちを固めていきました。

手放す当日は、「うちに来てくれてありがとう。いい人に乗ってもらえますように」と心で語りかけて、ディーラーを後にしました。その夜は、涙ぽろぽろウルウルしながらお酒を飲んでしまいました。

車を買った時は廃車になるまで乗るつもりだった

HondaのN-ONE軽自動車を買いたかったんだけど、近くのディーラーに行き、登山や遠出が主な使い道という話をしたら、コンパクトカーを勧められFITの白を購入しました。

2016年の6月に我が家へやってきて、約5年間、一緒にいろんな場所へ行きました。私はドライブが大好きで運転が苦にならないタイプ。山や海や空を見ながら運転していると日ごろのストレスが発散できて、いろんなアイデアが浮かんできます。

車の所有者は車を数年で買いかえたり、モデルチェンジしたら乗り替える人が多いと思いますが、私は新車で購入して最後まで乗りつぶす気でいました。

まだ手放そうかどうするか迷っていた昨年11月、冬タイヤに交換するとき、整備士からスタッドレスタイヤが古くなって危険と指摘がありました。

今季は履き替えないことにしましたが、もし乗り続けるなら来季は買わないと・・・それに5月には車検もある・・・。再来年あたりは夏タイヤもダメになるかも知れない。車は持っているだけでお金がかかる。

これはもう手放した方がいいと思い、年明けに売ることにしました。

合計585,000円

この585,000円はタイヤ代と車検代が入っているので高いですが、車検やタイヤなどの購入の無い年は375,000円です。

これからは遠くへ行くときは電車やバスを利用するので、その分は年間交通費100,000円としたら、差し引き今年分485,000円、車検の無い年は275,000円の経費節減になります。これに車を売った金額がプラスになります。

会社員だったころは休みの日も仕事のことを考えていて、作業に追われていた。時間がなく気持ちに余裕がなかったけれど、そんな状況はもう終わったのです。ゆったりとバスや電車の移動を楽しみ、お散歩しながら目的地に行くのです。

会社をやめたばかりなので、無職なのに国民健康保険とか税金とか高いのです。会社を辞めた方みなさん言いますが、こんなに払っていたんだとびっくりです。会社員のころは社会保険とか税金とか、ホント考えたことなかったです。会社の総務課が全てやってくれたから。

初めて自分で払うようになって、世の中のしくみが分かってきました。頭で知っていることでも体験して分かることは違いますね。通算36年間ずっと会社員だったので、いろんな初めての事を体験しています。

考え方や行動を節約モードに教育中です。家計を見直して固定費・生活費を少なくする工夫をしていきます！

愛車との別れが思いもよらず、けっこう切ないという事を知りました。車には人生の相棒的な側面があるんですね。

初めてのドライブ、嬉しかったなぁ。納車された日に神社へお祓いに行って、その足で実家まで走ったんだ。いろんな場所へ行って、いろんな体験をさせてもらった。もう2度と会えないんだなぁ。