日々のこと

ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで野球観戦した思い出

ドジャース対エンジェルスの試合

30代の頃、あちこち旅行しました。同世代の友達は結婚して家族を持つ人がほとんどの中、独身の私はひとりで旅行に出かけていました。最近はWBCの日本チームの優勝やメジャーでの大谷の活躍で、アメリカの野球の話題が上がるので、昔、アメリカ旅行で、MBLを観戦したことを思い出しました。

2000年夏、アメリカ一人旅

平成12年(2000年)の夏、ひとりでアメリカ西海岸を旅行しました。あまり予定を立てずに現地で気の向くままに観光しました。ロサンゼルスではバスケットボールか野球メジャーリーグの試合を観に行きたいと思っていましたが、バスケットボールはシーズンオフでしたので、ドジャー・スタジアムでの野球観戦に行きました。

MBL観戦を体験したい!

スポーツ観戦を特別好きというわけではありませんので「試合を観たい」というのではなく、野球の本場アメリカ選手と西海岸のスタジアムと観戦する人々を見たかったのです。試合そのものよりもアメリカでのMBL観戦を体験したかったという感じです。

それにこの頃、野茂英雄投手がメジャーリーグで活躍しているのをニュースでよく見ていました。私が行った頃はドジャースから他球団に移籍した後でしたが、野茂英雄投手が一人でアメリカに来て、戦った場所が見たいという理由もありました。

初めてのスタジアムに感動

スタジアムは初めてでした。日本のプロ野球観戦でさえ経験がなかったので、何もかもがめずらしく、興味深かったです。入口からスタジアムに入ると高い位置からすり鉢の底のようなグラウンドを見下ろせます。なんて広い!すごい迫力!私が購入した席は一塁側の前方、とてもいい席でした。まわりの観客はもちろんほとんどがアメリカ人、たぶん。

この日、ドジャー・スタジアムをホームとするドジャースの対戦相手はアナハイムのエンゼルス。いわずもがな、異次元の活躍を繰り広げている大谷翔平が所属するチームです。ドジャースがナショナルリーグで、エンゼルスがアメリカンリーグ、戦うリーグは違うのですが、フリーウェイシリーズと言ってリーグ間のライバル対抗試合というものがあるそうです。日本プロ野球でいうと交流戦みたいなものでしょうか。

サーモンとトラウト

すぐそこでエンゼルスの選手がぶんぶんバットを振り回して素振りしています。その背中が大きく肩幅ががっしりしていて、体格が日本人選手とぜんぜん違うと当時は思いました。今ではダルビッシュとか大谷とか大きい日本人選手がいますが。そして観客の身体も大きいです(笑)。

ティム サーモン

上の画像の選手は、2000年・エンゼルス・背番号15番で調べてみると、ティム サーモンという選手でした。サーモン選手の背番号15番は準永久欠番扱いだそうです。すごいバッターだったのですね。現在は野球解説者として大谷翔平についてもコメントしてくれているようです。

サーモン(鮭)とかトラウト(鱒)とか、強打者がお魚系・・・。そのうち、サーディン(鰯)とかカープ(鯉)とか出てきたりして。

アメリカンサイズはんぱない

試合中、売店に軽食を買いに行きました。この頃のアメリカの料理はアタリハズレがあり、「なんじゃこりゃー」という味付けにも遭遇しました。「ハンバーガーかピザかステーキ食べとけば間違いない」というツアーコンダクターのアドバイスを思い出して、普通サイズのコーラとハンバーガーをオーダー。ところが、コーラはバケツサイズ、ハンバーガーはバレーボールかと思うくらいの大きいサイズが手渡されました。「なんじゃこりゃー」アメリカンサイズ初体験。

席に戻って、ふと周りを見ると、斜め前方のシニア男性二人組が色鮮やかな大盛バケツサイズのパフェを食べ始めているではありませんか。おやじが巨大パフェを食べる姿など、日本ではあまり見かけません。私の方はコーラもハンバーガーも食べきれませんでした。食べても食べても、なくならないハンバーガーでした。

ドジャー・スタジアム体験がきっかけで野球観戦好きに

だんだんと陽が落ちて、空が赤紫に彩られていきます。ヤシの木と夕焼けとスタジアム。生で、そして近くで見るメジャーの野球の迫力!観客の歓声!野球も雰囲気もとても楽しい!

夕焼けのドジャー・スタジアム

試合後半の7回表、エンゼルスのピッチャーは日本人投手がマウンドに上がりました。長谷川滋利投手です。野茂選手は日本でマスコミに取り上げ方られていましたが長谷川選手の報道は目にする機会がなく、この日まで、私は長谷川滋利投手の存在を知りませんでした。下の画像は小さいけれど、背番号21番、2000年絶好調の長谷川滋利投手です。シギー!

エンゼルスの長谷川滋利投手

アメリカ旅行から1年後、札幌ドームが完成し、その数年後には日本ハムファイターズが北海道にやってきました。札幌で気軽に野球観戦ができるようになって久しい今も、スタジアムで過ごす喜び、感動は変わりません。

 

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