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乳がんを体験した私が実感する乳がん予防法

私が実感する乳がん予防法

私は44歳の時、乳がんが見つかりました。ステージⅡでリンパ節へ転移していました。私はどうして乳がんになってしまったのでしょうか。早期発見のための定期健診はもちろん大切ですが、乳がん経験者として、私の体質の場合こうすれば罹らなかったかも知れないと実感した予防法があります。それは次の2つです。

  • 体温を上げる
  • 腸内環境を整える

よく耳にする推奨される生活習慣ですが、若いころは元気で無理が効いていたので、これらのことは無意味に感じていました。40代になっても無理が効くと勘違いして、いろいろやらかして乳がんになったと思っています。では項目ごとに私のしくじりを見ていきましょう。

体温を上げる

39~40度のお湯で半身浴を20分で体温を上げる

乳がんになるまでは熱めのお風呂が好きでした。体の表面だけ熱くなって体の芯が温まる前に、のぼせてお湯から出てしまっていたのです。それで温まった気になっていました。

今は40度くらいのお風呂で20分以上半身浴をしてから、全身ゆったりつかり、体を芯まで温めます。こうすると冬でもお風呂から出た後も汗がどんどん出て、デトックスします。熱めのお湯に入っていたときとは全然ちがいます。

私は一度も結婚したことがない独身ですが、乳がんが発覚する1年くらい前、その時付き合っていた彼が二股していた事が発覚しました。それを知った夜、私は悲しみと怒りでいっぱいになり、自分の体がどんどん冷たくなるのを感じました。眠れぬまま冷たい体で一晩、この先について考えました。

その後いろんな不調がでてきます。疲れやすい、膀胱炎がなかなか治らないなど。あの時の自分に言ってあげたい。「悲しいだろうが、どうせ眠れないんだから、お風呂で体をあっためろや」と。悲しみは体温を下げると感じた出来事です。

具だくさんの味噌汁や温かいスープで体温を上げる

当たり前ですが、暖かい食べ物や飲み物は体温を上げますね。根野菜や海藻、玄米など陽性の食べ物を食べるのもいいです。

でも私はダイエットのためにも健康もにいいと思って、生野菜サラダやフルーツなどよく食べていました。料理が苦手で、味噌汁を作って飲む習慣もありませんでした。外食多めの会社員生活でした。

ところで、お風呂もそうですが、体質的に熱いものが苦手という人がいます。私の友達に汗があまり出ないので体に熱がこもってつらい、という人がいます。きっと体温が高いタイプの人はがんや婦人科系の病気には罹りにくいだろうなという気がします。猫舌なので冷めるまで食べません。その友達は甘いものが好きで、中でもアイスクリームが大好きです。砂糖は体を冷やしますし、冷たいアイスクリームとなると、体が熱い人は、そりゃ好きだよねって感じです。熱がこもって砂糖が好きな人は皮膚のアレルギーとかありそうです。

運動で体温を上げる

運動するとお風呂や食べ物など外部の力を頼らずに、自分の中から熱を生み出せます。歩くよりちょっと早いくらいのスローランニングでも20分も走れば体が熱くなって汗が出てきます。

ランニングして20分くらいすると、小さな悩みはどうでもよくなります。次の日もほんわか幸せ感が続きます。これほんと。

筋肉を大きくするためのトレーニングは体温を上げるのに最適です。筋肉は熱を作りますから。筋トレすると運動していない時も体温高めで過ごせます。

私は運動はきらいじゃありません。20~30代のころはジャズダンスを週2日、30代以降はスポーツクラブの会員にもなっていました。でも乳がんになる2年くらい前から定期的な運動ができていませんでした。

なぜかって?それは付き合っていた彼と一緒に住み始めたら、世話焼き星人になってしまって自分のことより彼のサポートに夢中になってしまったからです。

はい、やらかしてしまいました。重たいですね。こんな付き合い、長く続かんわ!

体温が低いと免疫力がおちる

なぜ体温が低いと乳がんになるのか。それは体温が低いと免疫力がおちるからだと思います。いろんな条件が重なって、低体温で免疫力が下がった状態が長く続いてしまったため、私はがんになったのです。

乳がんそのものに痛みはありませんでしたが、その頃の私は寝込むほどではないのですが体調が悪く、疲れやすかったです。

腸内環境を整える

アルコールは腸内環境を悪くして免疫力を下げる

私はお酒が好きで、けっこう強い方でした。ウイスキー、カクテル、日本酒、ワイン、ビール、料理に合わせてなんでも飲みます。でもアルコールがやばいって気がついたのは50代になってからです。

乳がんになる前、私はお酒を飲みすぎていました。お酒のせいで慢性の下痢でした。ということは腸内の環境が悪くなっているということです。腸内フローラが乱れまくりです。腸内フローラが乱れると免疫力が下がることは、多くの栄養士や医療関係者が言っています。

体温が低いせいで下痢だったということもあったでしょうが、今ではアルコールは腸や胃にダメージを与えると実感しています。

アルコールは肝臓を酷使し体調も気分も下げる

アルコールは肝臓で分解されますが、肝臓はアルコールを分解する仕事以外にも、500種類も仕事があるのです。それなのにアルコールが入るとその解毒に一生懸命になるので、他の仕事が後回しになるのです。

お酒を飲んでいるときは楽しいけど、次の日は体が重く、気分もどんよりです。肝臓をこき使ったつけが回ってくるのです。

私はそのころほぼ毎日、夕飯の時にビールやワインなどのお酒を飲んでいました。

幸せ芝居の晩餐

別れの予感の中、私は彼とすぐに別れることはできませんでした。低体温の私は考えました。結婚しているわけじゃなし彼は自由だ、何人と誰と付き合っても私が文句を言える筋合いではない。二股が嫌ならそんな男とは別れたらいいのだ。でも別れられない。あの時は彼を失うのは耐えられなかった。

私が出した結論は、彼が別れを切り出すまで、付き合いを続けるということ。他の女とは関係を断つことをお願いしました。彼もすぐには私と別れたくなかったようです。私たちの関係はそのうち終わるだろうが、それまで、刹那に生きようと決めました。

心の整理がつくまで、別れが受け止められるまで、彼に優しく接して、未来のことは考えず、自分の悲しみや恨みを封印しました。

乳がんにならないために

私が乳がんになったのは、人生ドラマに翻弄されて自分の健康をおろそかにしたからです。中でも低体温をほおっておいたこと、飲酒で腸や胃が荒れたこと、肝臓にアルコール分解で働かせすぎていたことが特にやらかした部分だと思います。

ほかにもよく考えずに雑に生きていた部分はありますが、この2点は特に大事だと感じます。

ゆっくりお風呂と体温を上げる食べ物、それから運動は免疫力を上げるだけでなく、心に幸せ感をもたらします。

そして、免疫細胞の約7割は腸内に存在するそうです。お酒を控え、発酵食品や野菜を食べて善玉菌を増やし腸内環境を整えるのです。またお酒は、飲んだ翌日気分が下がりやる気が減少します。

体温を上げて腸内環境を整えれば、健康がキープでき、心はなぜか幸せっていう感じになりますよ。

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