40年以上前、私が13歳の時NHKの「みんなのうた」でお気に入りだった曲「アスタ・ルエゴ~さよなら月の猫」をふと思い出しました。
アスタ・ルエゴって猫の名前かと思っていたけれど、スペイン語で「さよなら、またね」「じゃあね」みたいな意味なんだって。お気に入りの曲なのに知らなかった!
歌詞は月夜に猫がやって来て一緒に過ごし、またどこかへ行ったという内容です。その猫は不思議なヒゲを持っていて、銀河色のくしゃみをして、月のしずくをまきちらすんです。
歌のバックのアニメも子供向けとは思えない絵柄で世界感が好きでした。
4年前に初めて猫との暮らしをスタートして、先日、猫が亡くなって、今つくづく思います。猫は神秘的で魅力的です。
ねぎまが落としたヒゲはなんだか特別なものに思えて、拾って箱にしまっています。
伸びてはがれた爪は半透明で三日月の形でした。
猫のおかげで、子供の頃にどこかに忘れてきた妄想と創造の宝箱が見つかりました。
ねぎまは遠くへ行ってしまった。
アスタ ルエゴ。
さよなら、月の猫。またあう日まで。