32年間勤めた会社を定年前に退職してしまった
私は定年まで3年を残して会社を退職したんだけれど、退職してから1か月後に、退職金が振り込まれた。
私が勤めていた会社は中小企業でそれほど儲かっていなかったし、ボーナスも出たり出なかったり、出ても最多1.5か月分、少ない時は0.5か月分という会社だから、退職金だって少ないのはわかっていた。
少ないけど嬉しかったね。老後の備えには足らないけど、ないよりはいい。
資産形成、資産運用について考えるきっかけ
しばらくしたら退職金が振り込まれた銀行から電話がかかってきたのよ。「使わないお金は、運用してみませんか。保険や投資信託などについて説明します」とね。
投資とか興味あったので話だけ聞いてみることにした。“初めての投資・投資は怖くない”系の本を読んだけど、よくわからなかったから教えてもらえるかもと思って。
行きつけの銀行から話を聞く
後日、電話をくれた銀行の業務課を訪問した。今まで銀行といえば整理券をとって対応の順番待ちだったのに、椅子のある窓口でお茶とお菓子が出てきたよ。
試算してもらったりしながら、1時間くらい説明していただいた。
でもあんまり理解できなかった。説明が悪かったのではなく私の理解力のせい。ものごとを理解したり習得したりするのに時間がかかるタイプなのだ。家に帰って頂いたパンフレットを読むけど、むずかしー。
NISAってなんだ?なんて読むんだ?
最近よく目にするNISA(ニーサ)も利用してみたい。
そもそもNISAってどんなもの?少額投資非課税制度?本来は投資で得た利益には税金がかかるんだ?(えっ、そこからって声が聞こえる)銀行の手数料はけっこうかかるんだ?ファンドとよばれる銘柄から自分で選ぶんだ?「これ選べない、わかんないわ」そんな状態。
気長に情報に接して金融の世界に頭を慣れさせた。私の理解力を励ましながら。
ファイナンシャルプランナーに相談する
某百貨店のカード会社からサービスの一環ということでファイナンシャルプランナーに相談できるチャンスがあったので、話を聞いてみた。なんか売りこまれそうで不安だったけれど、そうゆうのは無しっていうことなので相談してみた。
オンライン相談会なので、自宅のパソコンで面談するの。
そのプランナー曰く、資産形成については年齢が高いので時間のかかる個人年金などは適していない、投資信託がいいとのこと。
保険については、介護が必要になった場合と死後に迷惑をかけないための保険を検討してはとのこと。自分が死んだら、貯金だと口座凍結されて親族が下すのに手間と時間がかかるけど、保険だとすぐ現金が出るので葬儀の経費を親族に負担させずにすむとのこと。なるほど。遺言書についてのアドバイスもいただいたが、そんなにお金ないし。
公的年金を70歳まで繰り下げると42%増えるそうだから、それじゃダメかな?介護保険に入らずに、、、など考えたりして。もしお金があったら葬式料金は生前贈与して、、、年間110万円までなら税金もかからないし、などなど考える。
聞けばそのプランナーさんは36歳で、お母さんの年齢が60歳。ほぼ私と同世代。私は会社員は体力・気力が限界でギブアップしたけれど、死後や遺言書なんて考えるのはもっと先のことと思っていた。でもファイナンシャルプランナーから見ると、そういうことのアドバイス対象年齢なのね。もっとしっかり考えてみるわ。
つみたてNISAにしようかな
まずは、今からできる資産形成について、証券会社のwebサイトや資産運用シミュレーション、体験者の意見など情報収集しました。
その結果、これでやろう!と思った内容は、つみたてNISAで想定利回り4~7%の銘柄で。世界株式で。75歳以降のための資産形成として。
ファイナンシャルプランナーの意見では、積立は年齢的にどうかと言っていたけれど、やばそうになったらその時考えるわ。36歳から見ると57歳は年寄りかもしれないけど、実際そうでもないよ。
NISA口座は説明を聞きに行った地元の銀行でと思ったけれど、銘柄が少ないので別の金融機関にします。ごめんなさい。
若いうちから資産形成しとけばよかった
会社を辞めなかったら、資産運用なんて考えなかったし、調べなかった。会社に勤めていたら仕事でいっぱいいっぱいで考える余裕なんてなかった。
でも正社員として給料もらっているうちに考えて資産運用をやっておけばよかったな。あれこれストレス発散の無駄使いしないでサ。
仕事の調子がよくて会社での立場がよかったころは、生活費は体が動くうちはずっと働けばいいじゃんと思って、真剣に考えなかった。
同じ世代の人たちから「計画なさすぎ!」と言われそう。
「まあいっか、どうにかなる」で、なんとか生きてきたんで。