2年前、まだ会社員だった頃、無性に飼い猫ねぎまのマンガが描きたくなって、30年ぶりくらいに絵を描いたんです。
紙とイラストペンと塗りつぶし用の筆っぽいペンと、グレーの塗りつぶし用のペン、えんぴつ、消しゴムを買ってきました。えんぴつや消しゴムさえも持っていなかった自分にびっくりしたりして。
ノートにネームをまとめて、買ってきた画用紙に4コマの枠線を描く。この枠線を描く作業が思ったよりも時間がかかる。慣れない作業だもの。
やっと下描きして絵を描く、はみだしや失敗は修正用のホワイトで消した。仕上がった4コマ漫画を真上からスマホで撮影して、facebookに投稿。これが始まり。
この一連の作業、本当にたいへんで、なんとかもっと簡単に描く方法ないかなと思って、もっとたくさん描いて発表したい！と思うようになって、デジタルにトライすることにしました。
最初にやってみたのがペンタブレットの板タブと呼ばれるやつ。これは、パソコンの画面を見ながら手元のタブレットでペンを動かして描くやつ。少し練習したけれど、全く描けない、慣れる気がしない。せっかく購入したけれど板タブで描くのは諦めました。
次にやってみたのは、絵の輪郭だけ紙に描いて、スキャンしてphotoshopに取り込み、汚れをとって線だけ抽出して、フォトショで色を付けていくやり方。枠線もフォトショで描くときれいです。
液晶タブレットなら手元を見て描くことができるんだけど、値段が高いので手が出なかったんです。
ところがひょんなことから、iPad proとAppleペンシルを借していただきまして、adobeのFresco(フレスコ）という絵画用のソフトに挑戦してみたんです。
新しいことを覚えるの、めんどくさー！っていう感情と戦いながら、なんとか少しづつ描いていきました。この「飼い猫ねぎま」の絵は初めてFrescoで描いた油絵風の絵です。初々しいです。
だんだんコツがつかめてきて、描くの楽しくなってきました。そのうちマンガもこれで描いてみたいと思います。